ロリポップの速さの秘密

ロリポップの構成


概ねのサーバー構成

Internet -- [nginx Proxy Server] --> [Web Server] <= LAN => [MySQL Server]
                                                      |
                           [FW] ---- [Gateway] -------+
                                         |            |
Internet -- [Mail Server]----------------+            |
Internet -- [Application Server] ---------------------+

概ね、上記のような構成になっており、高速化の主だったところは、nginx Reverse Proxyによる所が大きい。
コマーシャルベースでは、Apache PHP 7.1[モジュール版]が利用できるので、高速というのを押し出しているが、実のところ、[Web Server] <—> [MySQL Server]の部分にボトルネックがあり、nginx Cacheが生成される前までの1回目のアクセスは、それほど速くない。

ロリポップサーバーをⅠ契約すると、漏れ無く、[nginx Reverse Proxy]がついてくるので、ユーザーは意識すること無く、高速なアクセスが可能な構成を手に入れることができるが、大きなファイルを転送するような用途では、一般的な、レンタルサーバーとそれほど変わりがなく、PHP7.1を選んでも、php.iniの制約から、Upload Max File Sizeを100MB以上に設定できないので、大きなファイル転送には、FTPかWebDAV経由で利用することになる。
ただ、php7.1とownCloud 10.0.0のような構成では、php.iniが、.htaccessによって上書きされるので、100MB超えのファイル転送が可能になる。これ以外のPydio(Ajaxplorer)などの構成では、php.iniのUpload Max File Sizeを見ているので、100MB以上のファイルをUploadすることが出来ない。

サーバーの自由度からすると、SSHコンソールは、パスワードログイン方式で、かなり長いパスワードを入力しなくてはならない。例えば、”JSjWVDZVlbopmPKkP2M1ypzMSLp7Ay4q”のような、ランダムな32文字を入力することになったり、MySQLデータベースへのアクセスは、基本的に、設定したアプリケーション毎に、サーバー名とバスワードが自動生成されるので、MySQLデータベースをメンテナンスする際には、コントロールパネル経由でサーバ^名とパスワードを確認しながらの作業となってしまうといった、自動化の反面、使いにくさがある。

基本的な特徴(クセ)がわかるまでは、少しメンドクサいサーバーである。
とは言え、何もしなくても、Web高速化が施されているサーバーなので、お買い得とも言えるかもしれない。自力で似たような構成を考えるなら、ConoHaあたりで、SSD対応の最小プランと、MariaDBサーバー及び、メールサーバーとWebサーバーを置く、スタンダードサーバーの4台構成で以下のようにすれば似たような構成になる。

  • アプリケーション・サーバー(メール) 500円
  • アプリケーション・サーバー(DB) 500円
  • VPS(最小構成) CPU:1V , Memory:512MB , SSD:20GB 630円
  • VPS(標準構成) CPU:2V , Memory:1GB , SSD:50GB 900円

と、合計2530円(税抜)で構成できるが、小規模であれば、最小構成のVPS1台で、すべてを構成しても良いが、ロリポップスタンダードの500円(税抜)と同価格で構成しても良いかもしれない。
構成からすれば、1人なら、2530円だが、ロリポップの共有サーバーなら、約5契約分、5人で共有したような価格となるが、レスポンスとしては、ロリポップスタンダードよりは、高速化するかも知れない。

まあ、なにもしなくても、越額100円~500円で高速サーバーが手に入ると考えれば、余すところ、初期費用無料キャンペーンなどが実施されるなら、とりあえず、確保しておくのも良い水準にあるのではないだろうか。